ネタバレ映画レポート:七つの会議 (後編)
こんにちは、齊藤です★
7つの会議
やっとこさ!ネタバレ後編、これで完結です!
■相関図
この相関図と併せて、下記でストーリーをネタバレしていきます!
前編はこちら
tsb-shiodome-syugaku-kai.hatenablog.com
中編はこちら
tsb-shiodome-syugaku-kai.hatenablog.com
■番外、ドーナツ泥棒
ドーナツ泥棒=八角
の線は完全に消えたわけです。
八角はさすがの洞察力で、浜本に
「ドーナツ泥棒は水曜日に現れるようだよ?」
と助言します。
もう、ここまで来ると、八角がどんな表情で何言っても
凄えキレモノに見える
んですよね!
ここが、この映画の魅力かもしれません!!
張り込んだ原島、浜本が見たのは
経理部課長代理 浜本の元彼 新田
が盗む姿!!
今までクズ男ぶりを発揮してきた新田が、更にクズ男レベルを上げてきました!
最初は
「オレとお前、どっちが信用あるんだろうなぁ!」
と息巻いていたのに、原島の姿を見た途端
DO★GE★ZA
…女性の皆さん、男は選びましょう(笑)
(こんなクズ男をしっかり演じられる、藤森さんって凄い!!)
これで、事件発覚に一躍買ったドーナツ泥棒事件も一件落着、よかったね、浜本さん★
■会議6、御膳会議
さあ、ここからが本番!
八角は、親会社ゼノックスの社長
北大路欣也さん演じる徳山郁夫
が出席する御前会議に乗り込みます!!
・宮野の指示で強度偽装、北川を実行犯にし、その罪を坂戸に被せた事
・リコールの約束を反故にした事
・そもそもその原因は、ゼノックスの梨田が、東京建電に無理難題を押し付けている事
を、証拠の録音や、監禁されていた坂戸を引っ張り出し、明らかにしていきます!
それでも責任を認めない梨田には
過去の資料を提示!!
それは、梨田が出向で、東京建電の営業部長を務めていた時代。
当時、成績を争っていた優秀な部下が
北川と八角
でした。しかし、
・無理矢理システムバスを売った老夫婦の自殺
・その肉親に葬式で攻められた事
は、今でも毎月お墓参りに行くほど休みの心に影を落とし、
(休みは墓参りの為に有給を取っていた)
更には
梨田による強度偽装の提案
それを受けて実行した北川は出世コースへ、
それを断り絶望した八角はぐうたら社員に、
なったそうです。
これには梨田も打つ手が無し…
とうとう徳山から
「この件は私が預かる」
と言葉を頂き、「とうとうリコールだ!」と、八角の顔にも安堵が漏れます。
しかし、徳山の次の句は
「リコールをするとは言っていない」
…何…だと…
追い返された八角が帰った頃には、オフィスにあった証拠になるものは
全てもぬけの殻
ゼノックスの社員が、証拠隠滅の為に全てを回収したのです!
やられた…打ちひしがれる八角…これ以上は戦えないのか…
そこに現れたのは、北川
いつもの営業部長としての顔ではなく、八角の同期としての顔でした…
「オレ達は何のために、こんなに頑張って来たんだろうなあ…」
「オレも、お前みたいに梨田の要求を断ったら、何か変わってたのかなあ…」
「逃げてきたのはオレだったのかもしれないなあ…」
一生懸命上に媚を売り続け上り詰めたものの、結局親会社は
「都合が悪い事は隠す、都合が悪い人は切る」
その体制に遂に付き合いきれなくなった北川は、決意の元、1本のねじを八角に手渡します。それは、
社長室で宮野がばら撒いたねじ!!
「これだけは、あいつらも気づかなかったみたいだな」
ニヤリと笑う北川と八角。
これが証拠となり、八角は国に、ゼノックスと東京建電の告発を成功させます!
■会議7、告発会議
告発後どうなったかというと…
責任を取った梨田は失脚、彼に責任を被せた徳山は健在(納得いかないけど…)
北川は実家の薔薇農園を継ぎ、浜本はドーナツ屋に就職(もしかしたら嫁入り?)、東京建電の寂しくなったオフィスでドーナツを販売しています。
ラストは、役所広司さん演じる委員長?が、このような告発について八角に意見を聞き、述べながらラストを迎えます。
日本人はね、昔からの性なのか、藩から出ることを極端に恐れるんですよ
■まとめと感想
という、会社や組織体制に対する一言を残し、この映画は幕を閉じます。
確かに、組織に属する事に固執しすぎて、
・自分の幸せよりも仕事を優先
・結果のためには人の想いや倫理を考えない
・保身や(組織に嫌われる)恐怖で物事を選択する
というのは、多かれ少なかれどこにでもあるかもしれないですが。
それぞれのそういう感情が組み合わさり、増大した結果、このような映画の事態になるのでしょうね…
ボク自身も改めて、自分の仕事観を考えさせられる良作でした(●'w'●)
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