主食日本酒 -TSB汐留酒学会 代表 齊藤俊洋のブログ-

日本酒、ロボット(ガンダム)、学び、など!日本酒中心に、趣味と時々学びを詰め込んだブログです!

ネタバレ映画レポート:七つの会議 (後編)

こんにちは、齊藤です★

 

7つの会議

やっとこさ!ネタバレ後編、これで完結です!

 

 

相関図

f:id:ringlet1220lotus:20190314151318p:plain

この相関図と併せて、下記でストーリーをネタバレしていきます!

 

前編はこちら

tsb-shiodome-syugaku-kai.hatenablog.com

 

中編はこちら

tsb-shiodome-syugaku-kai.hatenablog.com

 

番外、ドーナツ泥棒

事件が明るみになり、原島、浜本とも信頼関係が出来た八角

ドーナツ泥棒=八角

の線は完全に消えたわけです。

八角はさすがの洞察力で、浜本に

「ドーナツ泥棒は水曜日に現れるようだよ?」

と助言します。

もう、ここまで来ると、八角がどんな表情で何言っても

凄えキレモノに見える

んですよね!

ここが、この映画の魅力かもしれません!!

張り込んだ原島、浜本が見たのは

経理部課長代理 浜本の元彼 新田

が盗む姿!!

今までクズ男ぶりを発揮してきた新田が、更にクズ男レベルを上げてきました!

最初は

「オレとお前、どっちが信用あるんだろうなぁ!」

と息巻いていたのに、原島の姿を見た途端

DO★GE★ZA

…女性の皆さん、男は選びましょう(笑)

(こんなクズ男をしっかり演じられる、藤森さんって凄い!!)

これで、事件発覚に一躍買ったドーナツ泥棒事件も一件落着、よかったね、浜本さん★

 

会議6、御膳会議

さあ、ここからが本番!

八角は、親会社ゼノックスの社長

北大路欣也さん演じる徳山郁夫

f:id:ringlet1220lotus:20190326124342p:plain

が出席する御前会議に乗り込みます!!

・宮野の指示で強度偽装、北川を実行犯にし、その罪を坂戸に被せた事

・リコールの約束を反故にした事

・そもそもその原因は、ゼノックスの梨田が、東京建電に無理難題を押し付けている事

を、証拠の録音や、監禁されていた坂戸を引っ張り出し、明らかにしていきます!

それでも責任を認めない梨田には

過去の資料を提示!!

それは、梨田が出向で、東京建電の営業部長を務めていた時代。

当時、成績を争っていた優秀な部下が

北川八角

でした。しかし、

・無理矢理システムバスを売った老夫婦の自殺

・その肉親に葬式で攻められた事

は、今でも毎月お墓参りに行くほど休みの心に影を落とし、

(休みは墓参りの為に有給を取っていた)

更には

梨田による強度偽装の提案

それを受けて実行した北川は出世コースへ、

それを断り絶望した八角はぐうたら社員に、

なったそうです。

これには梨田も打つ手が無し…

とうとう徳山から

「この件は私が預かる」

と言葉を頂き、「とうとうリコールだ!」と、八角の顔にも安堵が漏れます。

しかし、徳山の次の句は

「リコールをするとは言っていない」

f:id:ringlet1220lotus:20190326132421j:plain

…何…だと…

追い返された八角が帰った頃には、オフィスにあった証拠になるものは

全てもぬけの殻

ゼノックスの社員が、証拠隠滅の為に全てを回収したのです!

f:id:ringlet1220lotus:20190326141306j:plain

やられた…打ちひしがれる八角…これ以上は戦えないのか…

そこに現れたのは、北川

いつもの営業部長としての顔ではなく、八角の同期としての顔でした…

「オレ達は何のために、こんなに頑張って来たんだろうなあ…」

「オレも、お前みたいに梨田の要求を断ったら、何か変わってたのかなあ…」

「逃げてきたのはオレだったのかもしれないなあ…」

一生懸命上に媚を売り続け上り詰めたものの、結局親会社は

「都合が悪い事は隠す、都合が悪い人は切る」

その体制に遂に付き合いきれなくなった北川は、決意の元、1本のねじを八角に手渡します。それは、

社長室で宮野がばら撒いたねじ!!

「これだけは、あいつらも気づかなかったみたいだな」

ニヤリと笑う北川と八角

これが証拠となり、八角は国に、ゼノックスと東京建電の告発を成功させます!

 

会議7、告発会議

告発後どうなったかというと…

責任を取った梨田は失脚、彼に責任を被せた徳山は健在(納得いかないけど…)

東京建電は事実上の解散、後片付けの業務に原島八角

北川は実家の薔薇農園を継ぎ、浜本はドーナツ屋に就職(もしかしたら嫁入り?)、東京建電の寂しくなったオフィスでドーナツを販売しています。

ラストは、役所広司さん演じる委員長?が、このような告発について八角に意見を聞き、述べながらラストを迎えます。

 

日本人はね、昔からの性なのか、藩から出ることを極端に恐れるんですよ

 

まとめと感想

という、会社や組織体制に対する一言を残し、この映画は幕を閉じます。

確かに、組織に属する事に固執しすぎて、

・自分の幸せよりも仕事を優先

・結果のためには人の想いや倫理を考えない

・保身や(組織に嫌われる)恐怖で物事を選択する

というのは、多かれ少なかれどこにでもあるかもしれないですが。

それぞれのそういう感情が組み合わさり、増大した結果、このような映画の事態になるのでしょうね…

 

ボク自身も改めて、自分の仕事観を考えさせられる良作でした(●'w'●)

 

#七つの会議

#ネタバレ