日本酒レポート:一ノ蔵(宮城県大崎市)(中編)
こんにちは、TSB汐留酒学会 代表 齊藤俊洋です☆
一ノ蔵中編です!!
■鈴木社長とご対面!!
なんとなんと!一緒に写真撮り忘れたのでw公式サイトの貼っておきますねw
写真通り、物腰やわらかで素敵な方でした♪
・4蔵が合併し、持ち回りで社長をしている
・社長ご自身は浦霞(ここも宮城では3本の指に入る酒蔵さん)のはす向かいに住んでいたので、浦霞の社員よりも詳しい
・日本酒大学について
・すず音の誕生秘話と、澪の関係
・中田英寿さんとの会談
・みりんの粕はフワフワで美味しい
・他県の仲良い酒蔵の話
などなど、色々話していただいたんですが…この方
とにかく人を褒める、褒めまくる!!
すーんげえ、良い方なんですよ!!
こんな大きな会社の社長なのに、驕らず、人に優しく、同業他社ともめちゃくちゃ仲良し!!!!
話してて惚れてしまいました(ノ)´∀`(ヾ)
■酒蔵見学
話してばかりでももったいないでしょ、という事で、酒蔵をご案内いただく事に☆
なんとこの一ノ蔵さん、人に見せる(魅せる)ように造ってあるので、外の通路から酒造りを見る事ができます(*≧∪≦)
しゃ、社長自ら案内してくださるんですね、こんな一般人を…ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
■沿革
一ノ蔵さんは、4蔵が合併して出来た酒蔵と冒頭に書きましたが、鈴木社長は浅見商店の血筋。
上の写真の、2Fにバルコニーがある家で育ったそうです。
ちなみにこの写真撮影者側が浦霞www
今の立派な酒蔵も、昔は、鈴木社長曰く「プレハブ」
しかしこの頃から、
・酒造りを見てもらおう、体感してもらおう
という事で、日本酒大学の構想はあったそうです、なんと…Σ(*´ω`ノ)ノ
「酒」ではなく「醗酵技術」という所にこだわりを感じます…
この「一ノ蔵」という名前も一般公募で決まった名称だそう!!
「良い名前だよねぇ~」
としみじみ噛締めていらっしゃいました。
「あ、この方、めっちゃ自社好きな方なんだ…」
一般公募の名前が、初音じゃなくて良かったですね(笑)
■日本酒が出来るまで
凄いわかりやすいパネル!!
小学生が社会科見学などで来るそうで、物凄く丁寧に出来ています☆
麹室は、段階に合わせて3室、
麹床室→麹棚室→麹枯し室
と、引越ししていくわけですね
吟醸は別室です♪
■麹室
麹床室
広ぉい!!
ガラス越しなので、うっすら写る鈴木社長とボク(念願の2ショット!笑)
麹箱、初めて見ました☆
中に入っている「擬似米」は、展示用かと思いきやちゃんと役割が!
少量の米を蒸米する際に、下にひいたりするそうです。
麹棚室
ガラス越しなの(ry
麹枯し室
ガラ(ry
吟醸麹室
こちらは工程わかりやすいですね!ボクも馴染み深いやつです♪
■精米
日本酒の原料は「米」です★
炊いて食べるには、お米の外側「たんぱく質、脂質」が多い方が美味しいですが、
日本酒では雑味の元になります。これを削り取る作業を【精米】といいます。
精米歩合60の場合は、お米の60%は酒造りに使い、40%は使わない事になります。
精米歩合により日本酒のランクが変わります。基本的には精米歩合が低い【大吟醸】の方がスッキリとして呑みやすく、値段も高級です⊂⌒~⊃。Д。)⊃
それをわかりやすくしたのが下記
1升の日本酒を造るのに、本醸造では瓶の半量くらい、純米大吟醸ともなれば、1.5本分使用することがわかります★
(もちろんこの要素だけではないのですが)
値段が変わる理由も納得ですね!
精米時に出た「糠(ぬか)」、段階ごとに色が違うのがわかります!
精米歩合35%(=65%は削っている)と、こんなにちっちゃくなっちゃいます!
■洗米
お米を洗います!
この時、
どれくらいの時間洗うか = 米に水を吸わせるか
で、お酒の味も変わってきます。
英語の解説文までついている!
ちょうど洗米工程を行っている蔵人さんを見る事が出来ました( ゚∀゚)o彡°
米に水を吸わせる事を、浸漬(しんせき)と呼びます、水を吸っている様が、写真だと一目瞭然ですね!
■仕込み
仕込み作業も見る事が出来ました!
酒母を造るタンクは小さめ★
こっちは巨大!!
下部が隠れていて見えないので、順路には
こんな工夫がしてあります♪
タンクの大きさと、3段仕込の各過程の用量の違いがわかります!
工夫されてるー、これは見学者にもわかりやすいなあ、と感心してしまいます(人'w'●)
と、一通り見学が終了したところで!
ここからドキドキの交渉編…後編に続きます(`・д´・;)ゴクリ
■お邪魔した酒蔵
株式会社 一ノ蔵
・住所 :〒987-1393 宮城県大崎市松山千石字大欅14番地
・アクセス:東北自動車道「古川I.C」「大和I.C」より30分
東北本線「松山町駅」下車、タクシーで10分
・TEL :0229-55-3322
・見学時間:平日 9:30~15:00(担当スタッフ)
土日祝日 10:00~15:00(自由見学)
※見学は要予約、入館料無料
※事前に電話またはメールにて申込み
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